省エネ・工場メンテナンス情報誌「湘エネたいむず 2023年12月号」を
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溶接ヒューム法改正に伴い、金属アーク溶接作業を継続して屋内作業場で行う事業者は
面体系呼吸用保護具のフィットテストを年1回実施することが義務付けられています(令和5年4月1日より義務化)。
すでに健康被害が報告されており、企業としての対応が求められており、
年1回は必ず実施する必要があります(2023年度の対応として、2024年3月までに対応が必要)。
また、“溶接作業者全員”のフィットテストの実施が望ましいとされています。
溶接ヒューム規制で対応が求められるマスクフィットテストとは?
特化則の法改正に伴い、溶接ヒュームの濃度測定結果に基づいて呼吸用保護具(マスク)を選択・使用し、
フィットテストを行うことが義務付けられました。
フィットテストでは、保護具が適切に装着されているかを計測機器等を用いて、JIS規格で定められた方法で確認し、
1年に1回行い、その結果を3年間保存することが求められます。
また、フィットテストは、国が定めた養成講習等を受講した方の実施が望ましいです。
《定性的フィットテスト》
定性的フィットテストは、味のあるエアロゾルをフード内で噴霧しマスクを着用した状態で
甘味などを感じるか否かで判定するフィットテストになります。
《定量的フィットテスト》
定量的フィットテストは、マスクの外側と内側の大気じん濃度を測定機で測定し、
漏れ率を定量的に示すフィットテストになります。
フィットテストの実施
専門的な技師を派遣し、実施場所の手配からフィットテストの測定、
テスト結果のフィードバックまで一貫して対応します。
フィットテスト実施後は作業者に適したマスクや集塵機等、具体的な改善施策をご提案いたします。
フィットテスト機器の販売
フィットテスト用の機器の販売しております。
ナノレベル粒子まで測定可能な測定機器や簡易的なフィットテストキットの販売まで可能です。
呼吸用保護具の販売
溶接ヒューム濃度の測定結果に則した、有効な呼吸用保護具の選定から販売まで行っております。
◎事例紹介◎
溶接ヒューム規制に伴うフィットテストを実施
- 地域:高座郡寒川町 ●内容:溶接ヒューム規制「フィットテスト」
- 現場:工場内で設備のメンテナンスで溶接する現場
以前に弊社にて溶接ヒューム濃度測定を対応したお客様です。
現在は、濃度測定の結果、要求防護係数に対応した電動ファン付きの保護具を
使用されています。今回は、フィットテストのテスターの用意が整い、
フィットテストを開始しました。
弊社では定量的フィットテスト(短縮)にて対応しました。
保護具にテスターからのホースを繋ぎ、規定の動作4種類を順番に一定の時間していただき、
測定が進んでいきます。動作ごとの結果、最終的な結果が出ますが、
今回はテストを行った2名とも無事に1回で合格判定となりました。
今後も必ず年1回はフィットテストを行なっていただきます。
溶接ヒューム規制に伴う「フィットテスト」はお任せ下さい!
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今後もみなさまのお役に立てる省エネや工場メンテナンスに関連した情報をご提供していきます。
是非次号もご期待下さい