弊社にて先日行いました、溶接ヒュームの濃度測定の事例をご紹介いたします!
概要
地域:大和市
施工内容:溶接ヒューム濃度測定
施主・現場:薄板鋼材の販売商社
施工時期:2021年6月
対象設備全体の写真
お問い合わせのきっかけ
弊社ホームページに掲載している湘エネたいむず特別号(2021年3月発行)をネット検索で見つけて頂き、お電話をいただきました。
社内の環境・衛生対策の問題に挙げられているとのことで、対策が必要とのことでした。
まずは溶接ヒューム濃度測定の定義や内容を、実際に分析をする協力会社の担当者と現場調査をしながら、ご案内しました。
測定前の写真
効果
実際の溶接作業は、案件が出た場合に都度行っているとのことでしたので、作業時間もバラつきがある状況でした。
サンプル採取の最低必要条件が、作業者1名×2日間、または作業者2名×1日間となっており、今回は2名の方に作業前に吸引用ポンプを身に着けて頂き、必要最短の10分間作業をして頂きました。
わずか10分間の作業でも口元近くに着けた吸引サンプラーの真っ白なフィルターが茶色になりました。
こちらを分析し、後日測定結果から要求防護係数を算出した報告書を提出しました。
施工中の写真
測定後の写真
今後の展開
溶接ヒュームの濃度測定は、要求防護係数を出すだけのものなので、機械工具商社としてその要求防護係数を満たす保護具のご提案、または環境改善のための局所排気装置等のご提案を報告書提出と同時にさせて頂きました。
お客様は社内での取り組み必須の項目に溶接ヒューム対策を挙げられており、環境測定まで視野に入れたアプローチを行い、お役に立てることを期待しています。